私の一冊<第9回> 藤林 初枝

<お薦めの一冊、思い出の一冊>
医師が教える幸福な死に方
著者/川嶋 朗

<紹介者>
さの鍼灸治療室/鍼灸師 藤林 初枝

<コメント>
題名こそ刺激的だが昨今の、標準的な現代医療を否定する「トンデモ本ブーム」とは異なる、自分の「寿命は自分で管理していこう」という着眼点で書かれた一冊。
病(やまい)に倒れた時、「全部、お任せします」ではなく、今から「胃瘻って何?」「延命って、どんなことをいつまでやるの?」と基本的な知識を、健康なうちに知っておきたい。いざという時、周囲が戸惑うことのないように付録についている「エンディングシート(医療処置意思確認表)」は、希望する・希望しないを選択するだけなので、これだけでも手元に置いておく価値がある。



医師が教える幸福な死に方 角川SSC新書 (SSC新書)


蔵書:無